ビジネスの場においても恋愛でも身だしなみをきれいに整えておくことは重要です。
第一印象はほとんど外見で判断されるため「清潔感のある見た目」であることは、あなたにとって大きな武器になります。
反対に「不潔な印象」を相手に与えてしまうと、人間性(内面)だけで挽回するのは相当難しくなります。
最近では若い世代を中心に身だしなみ(外見)に気を遣う男性が増えてきているため、清潔感に気を使っていないと悪い意味で目立ってしまいやすくなってきています。
また不潔な印象のある男性を女性は特に嫌がります。
モテるためにも、仕事ができる男にみられるためにも、上司や部下から好まれるためにも、清潔感のあって魅力的な男性を目指しましょう。
- 1 「スキンケア」する男性が年々増えてきている
- 2 男性の肌の特徴とは
- 3 「髭剃り」で肌はどれほど傷ついているのか
- 4 「肌の状態」を知っておこう
- 5 見た目の老化につながる「乾燥肌」の特徴とは
- 6 顔のテカりやベタつきがおさまらない「脂性肌」とは
- 7 男性肌の性質上非常になりやすい「インナードライ肌」
- 8 髭剃りを毎日する男性がなりやすい「混合肌」とは
- 9 男性の「老化」は何歳で差がつくのか
- 10 男性が悩む「肌トラブル」の種類
- 11 顔の印象を一気に変える「クマ」の原因
- 12 男性に多い「毛穴トラブル」とは
- 13 大人になると繰り返しやすい「ニキビ」や「吹き出物」の原因とは
- 14 一気に老けた印象になる「シミ」や「くすみ」の原因とは
- 15 代表的な老化現象である「シワ」と「たるみ」
- 16 基本的な「スキンケアアイテム」を知ろう
- 17 洗顔料について
- 18 化粧水について
- 19 美容液について
- 20 乳液ついて
- 21 クリームについて
- 22 オールインワンについて
- 23 まとめ
「スキンケア」する男性が年々増えてきている
人と会ったときに相手の外見の中で最初に目が行くのは「顔」がほとんどでしょう。
今まで顔のスキンケアは女性のものだというイメージが強かったのですが、最近若い世代ではスキンケアに取り組む男性が当たり前になってきており、さらにビジネスマンの中でも営業職やコンサルといった身だしなみに注意が必要な職業の人も、スキンケアに取り組んでいる人が増えてきています。
見た目の中で肌は隠すことができない部分であり、生活習慣や健康状態による影響がそのまま出てしまう部分でもあります。
そのため同じ年齢、世代であっても個人差が大きくなります。
自分よりもだいぶ年上だと思っていた人が同い年だったり、反対に若く見える人が自分より年上だったというようなことはよくあると思います。
身だしなみを整えるためだけでなく、自分の見た目が老け込んでいってしまうのが嫌で、若いうちからしっかりとスキンケアに取り組む人が増えてきているのです。
スキンケアに取り組む人が増えてきていることから、スキンケアをしてきた人と何もしなかった人の差がはっきりと分かれていくことになるでしょう。
男性の肌の特徴とは
女性の肌と比べると肌に含まれる水分量と水分を保ち続ける力が半分しかなく、皮脂の分泌量は約3倍だといわれています。
肌が乾燥した状態が続くと「肌の老化」が一気に加速しますし、皮脂が多い状態が続くと「ニキビ」や「吹き出物」ができたり、中年男性特有の臭いが発生する原因にもつながります。
男性の皮脂分泌量は30代でピークを迎えて、その後ほとんど分泌量はかわらないまま年を重ねていくことになります。
さらに多くの男性は毎日髭剃りをする習慣があるため、肌を毎日傷つけてしまっています。
そのためTゾーン(おでこから小鼻にかけての部分)は皮脂が非常に多く分泌され、ヒゲの生えるUゾーン(フェイスライン)や口周りは乾燥してしまう、といった風に脂性肌と乾燥肌が混ざり合った複雑な状態になりやすいのです。
男性肌の特徴についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【男性肌と女性肌は全然違う!?】男の肌に最適なスキンケアとは
「髭剃り」で肌はどれほど傷ついているのか
髭剃りはカミソリ負けをおこして出血するといったような「目に見えるダメージ」がなかったとしても、毎回肌の表面にある角質層が削り取られて傷ついています。
角質層が削られてしまうと、肌を外部の刺激から守るためのバリア機能が正常に機能しなくなってきます。
バリア機能が働かなくなってしまうと外部からの刺激に過敏に反応するようになってしまったり、雑菌が侵入してしまったり、肌の水分が逃げてしまったりと様々な肌トラブルを引き起こしてしまうことになります。
髭剃りは毎日するものなので、ニキビや吹き出物といった肌トラブルが何度も繰り返し起こるようになってしまいます。
ひげそりについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
「肌の状態」を知っておこう
肌は水分量、油分量ともに正常な状態であれば肌トラブルが起こりにくく、見た目もきれいで若々しく見えます。
しかし水分量が減少したり、油分量が多くなってしまうと肌の状態は不安定になってしまい、様々な肌トラブルや見た目の老化を進めてしまいます。
自分の肌質を知るためにそれぞれの肌の状態にどのような特徴があるのかを知り、どの肌質に自分が分類されるのか確認していきましょう。
見た目の老化につながる「乾燥肌」の特徴とは
通常、肌表面の角質層には
- 皮脂膜
- NMF(天然保湿因子)
- 細胞間脂質(セラミドなど)
の働きによって、水分を保ちながら外部からの刺激や異物の侵入から肌を守るバリア機能が存在します。
この皮膚のバリア機能は「加齢」「食生活」「生活習慣の乱れ」によって、それぞれの成分が失われ正常に機能しなくなってしまいます。
バリア機能が働かなくなると肌内部に水分を保っておくための蓋が失われることになり、肌の水分はどんどん外へと蒸発して逃げてしまい「乾燥肌」になってしまいます。
乾燥肌になってしまうと肌のバリア機能も正常に働いていないため、外部からのちょっとした刺激にも肌が過剰に反応し「かゆみ」が発生したり、雑菌が侵入し「肌荒れ」や「ニキビ」などの肌トラブルを引き起こしてしまうことになります。
症状が悪化してくると肌表面の柔軟性が失われ、カサツキや粉をふいたり、ひび割れやシワの増加といった症状が発生します。
また人によっては肌が炎症を起こして赤みを帯びた状態になったり、湿疹が発生したりする場合もあります。
さらに乾燥肌は、肌の新陳代謝が正常に行われずに古い角質が残ってしまうことや、刺激に過剰に反応してメラニン色素が発生してしまうため「シミ」や「くすみが」できやすくなったり、肌表面の柔軟性が失われて「シワ」ができてしまうことから老化による見た目の変化につながってしまいます。
乾燥肌についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【男の乾燥肌はこれで解決!!】正しい方法を知れば肌は生まれ変わる!
顔のテカりやベタつきがおさまらない「脂性肌」とは
脂性肌とは、水分量は正常で皮脂の分泌量が必要以上に多く分泌されてしまう状態です。
皮脂の分泌量が多くなってしまう原因は、皮脂分泌をつかさどる「テストステロン」や「アンドロゲン」といったホルモンがストレスや遺伝的な要因によって過剰に分泌され、それに伴って皮脂量も多くなっていたり、皮脂腺(皮脂を出す器官)のある毛穴が大きく開いていて皮脂が多くなっている場合などがあります。
皮脂が過剰に分泌されると毛穴がつまってしまったり、皮脂をエサにして繁殖するアクネ菌が異常なほど増えてしまい「ニキビ」や「吹き出物」といった肌トラブルが繰り返し起こるようになってしまいます。
また小鼻などの毛穴の黒ずみも、脂性肌には頻繁におこる肌トラブルになります。
皮脂分泌量が多い状態だと常に毛穴が大きく開いてしまっているため、過剰に分泌されてしまった皮脂や汚れがつまりやすくなります。
この汚れや皮脂が空気と触れることで酸化し、黒く変色してしまったものが「毛穴の黒ずみ」になります。
また皮脂は酸化し汗と混ざることで、男性特有の「ミドル脂臭」と言われる強く不快な臭いを発するようになります。
脂性肌の状態と乾燥肌の状態は同時に発生することがあり、肌内部が乾燥している状態で表面がベタベタになっている状態をインナードライ肌(オイリードライ肌とも言います。)、Tゾーン(おでこから小鼻にかけての部分)は皮脂が過剰に分泌されており、Uゾーン(フェイスライン)や口周りが乾燥しているといった風に乾燥肌と脂性肌の部分が混在している場合は「混合肌」と言います。
脂性肌についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
男性肌の性質上非常になりやすい「インナードライ肌」
男性の肌は
- 水分量が少ないこと
- 水分を保つ力が弱いこと
- 皮脂の分泌量が非常に多いこと
の3つの特徴があるため、乾燥肌にも脂性肌にもなってしまいます。
そのため肌内部は乾燥して水分が少ないのに、表面は皮脂が大量に分泌されているインナードライ肌の状態になっている人が非常に多いのです。
インナードライ肌が進行していくと乾燥肌と脂性肌の両方の肌トラブルが発生しやすくなってしまいます。
また表面的には皮脂が多いので自分は脂性肌であると誤った判断をしてしまいがちで、脂性肌にあわせたスキンケアに取り組んでしまうと肌の乾燥を悪化させてしまいやすく、より一層インナードライ肌がひどくなるという悪循環に陥りやすくなります。
髭剃りを毎日する男性がなりやすい「混合肌」とは
混合肌とは、おでこや小鼻は皮脂でテカリやベタつきを感じるが、フェイスラインや口周りは乾燥してカサついている状態のことをいいます。
おでこから小鼻にかけてのTゾーンは皮脂腺が多く、フェイスラインや口周りは皮脂腺が少ないという、もともとの理由から混合肌は誰でもなりやすい肌質なのです。
さらに男性の場合は皮脂分泌量が多いことと、髭剃りによって毎日削られてしまっているフェイスラインや口周りの部分が非常に乾燥しやすくなっているため、混合肌の症状が出やすくなります。
脂性肌の部分と乾燥肌の部分が分かれているため、場所によって発生する肌トラブルも異なってくるので、スキンケアも場所にあわせて工夫が必要になってきます。
男性の「老化」は何歳で差がつくのか
男性が見た目の老化を感じ始めるのは「30歳前後」が多いようです。
また「40歳付近」でさらに大きく見た目の老化を感じることになるようです。
老化を感じ始める前から運動やスキンケア、食生活などでアンチエイジングに取り組んでいた人は、何もしていなかった人に比べて
- 容姿
- 体内年齢
- 筋力
- 血流
- ホルモン
などの体全体を若い状態に保つことができます。
そのため何もしてこなかった人との差は、一般的に老化による変化が表面化してくる30代の間に開いていき、40歳のころには同じ年齢に見えないくらいの大きな差になっているのです。
身体機能の成長は20歳をピークにして、そこから老化による機能の低下が始まります。
さらに若いころから蓄積されてきた紫外線ダメージが「シミ」や「くすみ」「深いシワ」として肌に出てくるのも30代ごろからなので、紫外線対策にきちんと取り組む人が少ない男性は、より見た目の老化現象が加速してしまいやすいのです。
若くて老化による変化を感じていなくても、内部では機能低下が始まっているのです。
表面に老化による衰えが出ていないうちから「アンチエイジング」に取り組むことが、若い自分を保ち10年後、20年後に周りと大きな差を作ることになるのです。
アンチエイジングについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【20代が老化の分かれ目!】老けない男になるためのアンチエイジング
男性が悩む「肌トラブル」の種類
男性に多い肌の悩みには
- 目の下のクマ
- 毛穴のトラブル
- ニキビや吹き出物
- シミやくすみ
- シワやたるみ
などがあります。
それぞれの悩みの原因を知り、正しい改善方法で解決していきましょう。
顔の印象を一気に変える「クマ」の原因
疲れた印象や老けた印象を与えてしまう「クマ」には
- 血行不良による青クマ
- たるみやむくみによる黒クマ
- 色素沈着による茶クマ
の原因が異なる3つのタイプがあります。
「血行不良による青クマ」は、有名な寝不足によってできるクマです。
目の周りは皮膚が薄いため、血流の滞った毛細血管が透けて青く見えることが原因でクマになります。
寝不足以外にも疲労や乾燥、冷え性、疲れ目など様々な原因によって青クマは発生します。
クマの部分を下に引っ張った時に色が薄くなると青クマであると判断することができます。
「黒クマ」は、たるみやむくみによって目の下にへこみができてしまい、その部分が影になるためクマができてしまいます。
目の周りの筋肉量の低下や「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」の減少といった老化現象が原因となるため、年齢が上がるにつれてできやすくなります。
上を向きながら鏡を見たときにクマが薄くなっていると黒クマであると判断することができます。
「色素沈着によってできる茶クマ」は、紫外線や目をこすることによる摩擦でメラニン色素が発生して色素沈着を起こし、シミとして残ってしまうことでクマになります。
目の周りの皮膚が薄いため外部からの刺激に弱く、他の部分よりも色素沈着が起きやすくなっています。
引っ張っても上を向いてもクマの濃さが変わらなかった場合は茶クマであると判断できます。
原因ごとのクマ改善法とは
青クマを消すためには「血流を改善すること」が必要です。
血流を改善するためには、身体を温めることや運動に取り組むことが最も効果的です。
しっかりとお風呂につかる習慣を身に着けたり、目の周りをホットタオルで温めたりして血流を改善する方法や、ウォーキングやジョギングといった筋肉量の多い下半身を動かすことで、全身の血流をよくすることも良いでしょう。
今まで血流を悪化させてしまう原因になっていた生活習慣を改善することにも取り組みクマができるのを予防しておかないと繰り返しできてしまうので注意してください。
黒クマをすぐに消すには目の下にヒアルロン酸を注射して影ができてしまうへこみの部分を消すといった大掛かりなものでしか難しくなります。
そのため事前にしっかりと予防に取り組んでいくことが重要になります。
皮膚のたるみを防ぐためには目の周りの筋肉が衰えないように動かしたり、保湿ケアで乾燥によるたるみを防ぐことが効果的です。
黒クマの状態が軽い場合はこれらのケアで消すことができる場合もあります。
茶クマを消すためには「ターンオーバーを促進し、色素沈着を起こしてしまっている古い角質を排出すること」が効果的です。
しかし肌の奥にある真皮にまで色素沈着が到達していると「レーザー治療」でなければ消すことができません。
ターンオーバーが正常に働いていない場合は「ピーリング」で古い角質を落とすと、時間がかからず改善できることもあります。
また美白成分の中で、既にできたメラニン色素の分解効果も期待できる「ビタミンC誘導体」や「ハイドロキノン」が含まれるスキンケアアイテムを使うことも効果が期待できます。
ただし「メラニン色素によって出来たシミ」は真皮まで到達していて消えないことが多いため、日ごろから紫外線対策をしたり、擦らないように気を付けるなど、しっかりと予防に取り組みましょう。
クマについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
男性に多い「毛穴トラブル」とは
毛穴が開いてしまうことにより肌には様々なトラブルや見た目の変化が起こります。
多くの毛穴トラブルつながる原因になるのが「毛穴につまる角栓」です。
角栓とは皮脂と角質が混ざり合った物質であり、約7割ほどは古い角質であるため、そのほとんどがタンパク質によって出来ています。
通常は白っぽいのですが、時間がたつと酸化してしまい黒ずんでしまいます。
この角栓や皮脂をエサとしてアクネ菌が増殖するため、ニキビや吹き出物が繰り返してしまいます。
角栓以外にも加齢によって肌の弾力が失われていき、毛穴がたるんで楕円形に広がってしまうので「顔の印象」を大きく老けさせたり、毛穴のたるみがつながって「シワ」になってしまうトラブルもあります。
毛穴が開いてしまうと毛穴トラブルが起きやすい環境になるため、繰り返し同じ毛穴トラブルを起こしてしまいます。
毛穴トラブルを改善するためには
毛穴のトラブルを改善するためには
- 毛穴につまっている汚れをしっかりと落とすこと
- 毛穴を引き締めること
この2つが重要です。
まず毛穴につまっている余分な角栓と汚れを落としたいのですが、毛穴パックなどで角栓を一気にとってしまうとさらに毛穴が開いてしまったり、角化が早まり余計に角栓ができやすくなってしまいます。
角栓の除去と汚れを落とすには、ホットタオルで温めた後に「酵素洗顔料」を使って落としていくのが最適です。
毛穴は温めると開き、冷やすと閉じる性質があります。
そのためホットタオルで温めて毛穴を開くと、角栓と汚れを落としやすい状態になるのです。
そして酵素洗顔料には角栓を分解する効果があるため、不要な角栓を落とすことができます。
酵素洗顔料以外では「ピーリング」でも古い角質を落とすことができるため、角栓に高い効果を期待することができます。
次に毛穴を引き締めるために「収れん化粧水」を使うことで、角栓や汚れがつまりにくい状態に整えます。
角栓や汚れを取り除いた後に肌が乾燥していると皮脂分泌量を増やそうとするため毛穴が開いてしまい、再び角栓や汚れがつまりやすい状態になってしまいます。
毛穴ケアには保湿ケアが欠かせないことを覚えておきましょう。
毛穴についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【毛穴の黒ずみを徹底解消!】毛穴が黒ずむ原因と本当に効果的な改善方法
大人になると繰り返しやすい「ニキビ」や「吹き出物」の原因とは
毛穴トラブルの時にも触れたように、ニキビや吹き出物ができてしまう原因は「毛穴のつまり」になります。
毛穴がつまることで、肌の表面に分泌されるはずだった皮脂がどんどんたまっていってしまいます。
この毛穴にたまった皮脂が固まってしまいコメドというニキビの芯ができます。
コメド(ニキビの芯)によって毛穴がふさがれただけの「白ニキビ」や「黒ニキビ」であれば、芯を出してしまえば跡が残らずきれいに治ることもあるのですが、この状態から毛穴の内部にたまってしまった皮脂をエサにアクネ菌が異常繁殖して炎症が起こると「赤ニキビ」と言われる赤みを帯びた状態になってしまいます。
赤ニキビになると抗生物質などで炎症をおさえないと治らなくなってしまいます。
また赤ニキビの状態から治った後の肌は、色素沈着やニキビ跡が残りやすくなります。
さらに赤ニキビが悪化すると毛穴の内部に膿がたまってしまいます。
膿が発生しているニキビは、炎症が真皮にまで到達しているためニキビが治った後に肌がデコボコになってしまう可能性が非常に高くなります。
またこの状態にまで悪化してしまったニキビは黄色ブドウ球菌がニキビに混ざって増殖しており、痛みを伴うようになります。
ニキビや吹き出物を治すためには
すでにで出来てしまったニキビを治すために必要なことは「毛穴の汚れをしっかり落とすこと」です。
「酵素洗顔」や「ビーリング」でしっかりと毛穴の汚れを取り除いてください。
またニキビできてしまっているときは、皮脂分泌量が多くなってしまうような食べ物を控えるようにしましょう。
皮脂分泌量を増やしてしまう食べ物は
- 脂っこいもの
- 糖分が多いお菓子
- 辛い食べ物
- アルコール
などがあります。
皮脂分泌量が増えてしまうと、アクネ菌が増殖するためのエサが増えてしまいニキビが悪化してしまいます。
炎症をおこしてしまっている赤ニキビは、自分でケアをしてしまうと「ニキビ跡」や「色素沈着」が残るリスクが高すぎるので皮膚科で診療を受けましょう。
赤ニキビ以上の状態のものは抗生物質やステロイド、レーザーなどを或る程度の期間使い続けないと治らないほど厄介なのです。
ネット上で得た知識で自分で治そうとするのは取り返しのつかないことになるので絶対にやめましょう。
炎症が起こってしまっているものは触ってしまうだけで悪化する可能性があり、ニキビがおさまっても肌がデコボコになって一生残ってしまうことになりかねません。
赤みを伴うニキビが出来たら、悪化する前に直ちに医療機関での治療を受けてください。
ニキビについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
一気に老けた印象になる「シミ」や「くすみ」の原因とは
メラニン色素は紫外線や外的な刺激、活性酸素などから細胞を守るために発生します。
正常な状態であればメラニン色素はターンオーバーで古い角質とともに排出されるのですが、角質層よりも奥でメラニン色素が蓄積されてしまったり、ターンオーバーに乱れが生じるとうまく排出されず「シミ」として肌に残ってしまうのです。
次に「くすみ」は原因が複数あり、それぞれの原因にあわせてケアに取り組まなければ一切効果がないので、しっかりと原因を見分けることが重要です。
くすみの原因になるものには
- メラニン
- 古い角質
- 糖化
- 血流
- 乾燥
などがあります。
「メラニンによるくすみ」は、メラニンの排出がうまくいかず肌内部に残ってしまっていることが原因です。
一か所に濃くでるシミとは違い、全体的に肌の透明感がなく顔色が悪く見えるのが特徴です。
「古い角質が原因となるくすみ」は、ターンオーバーがうまく行われず古い角質が厚くたまってしまうことで引き起こされます。
古い角質にはメラニン色素が多く含まれるためくすんで見えます。
肌を触ったときにごわつきを感じるようであれば古い角質が原因のくすみであることが多いです。
「糖化によるくすみ」とは、体内で糖がタンパク質や脂質と結びつき「糖化生成物」という物質ができて肌全体を黄色っぽくしてしまう老化現象の1つです。
食事から摂取された糖分は通常エネルギーとして使われるのですが、過剰に摂取してしまうと糖化が起こってしまいます。
年を重ねて新陳代謝が衰えてくると「糖化生成物」を排出しきれなくなって糖化が起こりやすくなります。
また若くても肥満体系などで血糖値が高い人も糖化が起こりやすいので注意が必要です。
「血行不良によるくすみ」は、青クマと同じ原理で起こるため皮膚の薄いところからくすみが目立ってきます。
青クマと同じく体調が悪かったり、疲れているように見えることが多いです。
「乾燥によるくすみ」は、角質がめくれたり肌のキメが乱れたりして、肌に陰影が出来てしまうことが原因で起こります。
洗顔後や水がついた直後にはくすみを感じないが、時間がたつにつれてくすみが出てきたり手触りがザラザラとしていると、乾燥によるくすみである可能性が高いと言えます。
シミやくすみを改善するためには
シミを消すためには「レーザー治療」が最も早く確実な方法です。
角質層よりも奥にシミができてしまうとターンオーバーでは排出することが出来ません。
角質層にとどまっているものであれば、ターンオーバーやメラニン色素を分解する効果のある「ビタミンC誘導体」や「ハイドロキノン」で消える可能性がありますが、濃いくっきりとしたシミであれば角質層よりも奥にできている可能性が高く、レーザー治療でないと消すことは難しいでしょう。
メラニン色素が原因のくすみの場合もシミと全く同じことが言えます。
また糖化によるくすみもシミと同じく消すことは非常に難しく、肌のタンパク質が糖化生成物と結びつき別の物質に変化してしまっています。
糖化してしまった肌を治す方法は発見されていません。
そのため「シミ」や「くすみ」は、出来てしまう前にいかに予防するかが重要なのです。
メラニン色素に対しては紫外線予防や強い摩擦を与えないように注意すること、糖化に対しては糖質を取りすぎないようにするなどして予防に取り組みましょう。
古い角質が原因になっているくすみは「ピーリング」や「酵素洗顔」で古い角質を落とせば、すぐに改善される可能性が高いです。
放置していると古い角質は毛穴をつまらせ、ニキビや吹き出物につながるので早めに対処しておきましょう。
血流によるくすみは、改善法も青クマと同じで「血流を良くすること」で改善されます。
ストレスや冷えに気をつけながら、入浴や運動に取り組んでいきましょう。
最後に乾燥によるくすみは、保湿ケアで改善するしかありません。
スキンケアに取り組む際に化粧水のみでのケアをすると、より乾燥を進めてしまうことがあるので「乳液」や「クリーム」で油分もしっかり足してあげることを忘れないようにしてください。
くすみについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
代表的な老化現象である「シワ」と「たるみ」
「シワ」や「たるみ」が顔にあると、一気に老けた印象に変わります。
老化現象であるため加齢とともに出てくるのは避けられませんが、シワやたるみが出てくる年齢には大きな個人差があります。
まず「シワ」ができてしまう原因は
- 乾燥
- 紫外線
- 肌の弾力の低下
です。
「乾燥によってできるシワ」は、浅く細かいものです。
しかし乾燥によるシワがつながると「大きなシワ」になってしまいます。
「紫外線によってできるシワ」は、真皮にあるコラーゲンやエラスチンが紫外線によって破壊されることで深く大きなシワが出来てしまいます。
すぐにシワになるわけではなく、30代中盤ごろから急に深く大きなシワが出てきます。
紫外線によるダメージは若いうちは影響を感じていなくても、確実に肌へのダメージとして蓄積されています。
「肌の弾力が低下することによるシワ」は、コラーゲンやエラスチンが年齢とともに失われていくことにより大きなシワが出来てしまいます。
次に「たるみ」ができてしまう原因は
- 肌の弾力の低下
- 顔の筋肉の衰え
です。
真皮のコラーゲンやエラスチンが失われて肌の弾力が低下してしまうと、肌の表面を支えることができなくなり「たるみ」になります。
シワと同じくコラーゲンとエラスチンが失われることが原因なので、加齢だけでなく紫外線でもたるみができてしまいます。
また表情筋も肌を支える役割があるため、衰えてしまうと肌を支えきれなくなり「たるみ」になります。
シワやたるみを予防する方法
一度できてしまった「シワ」や「たるみ」を改善することは難しいので、できないように予防することが重要になってきます。
「シワ」と「たるみ」どちらも予防するために必要なのは「紫外線対策」と「スキンケア」です。
紫外線は肌内部にダメージを与え続け肌の弾力を奪います。
男性は紫外線対策に取り組んでいる人が少なく、シワやシミができてから対策をしておけばよかったと後悔する人が多くいます。
紫外線対策は肌が露出している部分にしっかり日焼け止めを塗るだけで大丈夫です。
ちょっとした事の積み重ねが年を重ねるにつれて大きな差になるのです。
スキンケアも同じで、継続して取り組むことで健康的で若々しい肌をキープする事ができます。
また乾燥によってできるシワは、放置していると増えて連結し大きなシワになるため、しっかりと保湿ケアに取り組んでいく必要があります。
全ての肌トラブル対策にも言えることですが、トラブルが起こってしまってから改善するのは不可能なものが多く、改善できるものでもかなりの時間や労力とお金が必要になります。
肌トラブルや老化が起こる前から、しっかりと予防や対策に取り組んでいくことが最も簡単で一番効果がある方法なのです。
しわについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【シワが消えるって本当!?】コエンザイムQ10が肌に与える効果
基本的な「スキンケアアイテム」を知ろう
スキンケアアイテムには
- 洗顔料
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
- オールインワンタイプ
といった種類があります。
効果的に正しくスキンケアに取り組んでいくために、これらのアイテムの特徴について知っておきましょう。
洗顔料について
洗顔料は1日で顔についた汚れや過剰に分泌された皮脂を落とすために使用します。
毛穴のトラブルやニキビでも説明した通り男性の肌は皮脂分泌量が多く、毛穴が大きいため汚れがつまりやすい特徴があります。
そのため洗顔でしっかりと汚れや余分な皮脂を落とさなければ肌トラブルにつながります。
洗顔料を選ぶ際には、肌の性質にあわせて洗浄力の強さを変える必要があります。
皮脂分泌量が多くベタつきや毛穴のつまりが気になる場合は、ある程度の洗浄力を強いもの、乾燥肌であれば洗浄力が弱く保湿効果があるものが良いでしょう。
洗顔料を使うときはしっかり泡立ててからと耳にしたことがある人もいると思いますが、これは多くの洗顔料が泡に汚れを吸着させてそれを洗い流すことで汚れを落とすメカニズムであるためです。
また細かい泡のほうが毛穴の奥まで汚れをしっかり落とすことができることと、泡がクッションになり肌を傷つけてしまわないようにするためです。
洗顔についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【男こそ洗顔にこだわれ!】男性の肌に最適な洗顔料の選び方!!
化粧水について
化粧水とは肌に水分を補給し肌の調子を整える役割があります。
肌に水分を補給し状態を整えることでこの後につける美容液や乳液、クリームに美容成分が浸透しやすくなる効果もあります。
化粧水は種類によって保湿効果以外にも美白効果、収れん効果などを持つものがあり、自分の肌の特徴や悩みにあわせた製品を選ぶとより効果を期待できます。
しかし化粧水の7割~8割は水でできているため、美容液や乳液ほど多く有効成分を混ぜることはできません。
また化粧水は洗顔後なるべくすぐつけないと、肌が乾いていくにつれて硬くなってしまい浸透率がどんどん低下していきます。
化粧水だけでスキンケアを終わらせてしまう人もいますが、それでは化粧水の水分が肌にもともとあった水分を伴って蒸発してしまい、より乾燥肌になることがあるので注意が必要です。
化粧水についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【本当に良い化粧水の選び方】おすすめランキングサイトの真実は実は、、、
美容液について
美容液は目的にあわせた有効成分を濃密に含むアイテムになります。
アンチエイジングや美白、保湿など目的にあわせて多く含まれる成分が変わるため、液状のものからクリーム状のものまで形状は様々です。
他のスキンケアアイテムよりも美容成分を濃密に配合しているため、価格も高いものが多くなります。
自分の肌質や悩みにあわせたものを選ぶことで大きな効果を発揮しますが、肌質や悩みに全く合わないものを選んでしまうと効果を感じられないで終わってしまうので、特徴成分とどのような肌質や悩みにあわせて作られたものなのかしっかり確認しましょう。
美容液を付けるタイミングは化粧水を付けた後で、化粧水がしっかり肌に浸透し水分が肌表面に残っていない状態になってから付けます。
美容液についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【美容液って必要!?】メンズスキンケアに美容液が欠かせない理由
乳液ついて
乳液は油分を2割~3割程度含むスキンケアアイテムになります。
乳液の役割は「保湿」と「肌を柔らかくすること」です。
化粧水で補った水分や美容液の美容成分を逃がさないように「肌表面に油で皮膜を作る効果」があるのですが、皮脂が多い男性は付ける量に注意しないと「毛穴のつまる原因」になってしまうこともあるため注意が必要です。
ただ皮脂が多いからといって化粧水だけで済ますと、乾燥し皮脂分泌量が増えてしまうこともあるため適量を見極めて使った方が良いのです。
乳液についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
クリームについて
クリームは乳液より油分が多いアイテムになります。
日本よりも空気が乾燥している欧米では、老若男女誰しもが使う定番のスキンケアアイテムです。
保湿成分を多く含むため、乾燥に悩む人には必須のアイテムになります。
さらにUVカット効果を持つものもあるので、紫外線による老化予防としても大いに効果が期待できます。
使い方は化粧水や美容液の後が一般的ですが、乾燥がひどい場合は乳液の後にクリームを重ねて付けるとより効果的に保湿ケアに取り組むことが出来ます。
ただ乳液より油分を多く含むため、皮脂の多さが気になる男性は付ける量に注意が必要です。
オールインワンについて
オールインタイプは化粧水、美容液、乳液、クリームといったスキンケアアイテムを1本にまとめたものになります。
特徴はスキンケアが1本で終わる手軽さと、全てのアイテムを揃えるのに比べてコストが抑えられる点です。
形状はジェルタイプのものが男性向けでは多く、サラッとした使い心地になります。
メーカーや商品ごとに保湿やアンチエイジングなど力を入れている部分が異なるため、特徴を理解して選ぶ必要があります。
オールインワンについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
メンズスキンケアには絶対にオールインワンをおすすめする3つの理由
まとめ
男性も外見に気を遣う人が増えてきています。
またマナーとして求められている「清潔感のある身だしなみ」は、相手に不快感を与えないために絶対に必要です。
人と会ったときにまず最初に目がいく「顔」は、ビジネスでもプライベートでも有利に物事を運ぶためにケアしておいた方が良いのです。
自分を磨くためにも、10年後も20年後も若々しい自分でいるためにもスキンケアに取り組みましょう。