【ベタつき、テカリはもういらない!】男の脂性肌を治す方法

皮脂の分泌が過剰になり、ベタつきやテカリが気になる「脂性肌」。

男性は女性に比べて脂性肌になりやすいといった特徴があります。

これは男性ホルモンの影響によって、男性のほうが女性よりも皮脂分泌量が多くなりやすいからです。

また女性は年齢とともに皮脂の分泌量が減少していくのですが、男性は20代から60代くらいまで皮脂分泌量があまり変化しません。

つまり男性の脂性肌は、対策をしなければ長年にわたって改善されないという事なのです。

脂性肌が起こる原因

脂性肌が起こる原因は、何も男性ホルモンの影響によるものだけではありません。

様々ある原因の中から自分が該当しているものを探し出し、それぞれ対策をすることによって脂性肌を改善していきましょう。

食生活の乱れ


脂性肌と食事
食生活によって「皮脂分泌量」は変わってきます。

特に「中性脂肪になる食ベ物」と「血糖値をあげる食べ物」は、皮脂分泌量を過剰にしてしまうので要注意です。

  • 脂っこいものをよく食べる人
  • アルコールをよく飲む習慣がある人
  • 甘いものをよく食べる人
  • パンや米などの炭水化物をよく食べる人

これらに心当たりがある人は気を付けるようにしましょう。

中性脂肪になりやすい食品や血糖値を上げやすい食品を摂取しすぎると、脂性肌になるだけでなく「ニキビ」も出来やすくなるので摂り過ぎは控えるようにしましょう。

生活習慣の乱れ

ストレスや睡眠不足といった「生活習慣の乱れ」は、脂性肌の原因になります。

生活習慣が乱れると体内でホルモンバランスや自律神経が乱れてしまい、皮脂分泌量が増えてしまう為です。

生活習慣の乱れによって生じた脂性肌は、原因であるストレスや睡眠不足を解消しなければどんどん悪化していくので、生活習慣を改善することが必要です。

肌の乾燥

肌が乾燥していると、肌を守るために皮脂を過剰に分泌するようになります。

乾燥肌が進行していくと、肌の内側は乾燥しているのに、外側は皮脂でべたつくといった「インナードライ肌」になってしまいます。

この状態になってしまった肌は、強い洗顔料を使ってしっかりと皮脂を落とした後に「保湿」まで行わなければ、肌の乾燥がより進行してしまい、脂性肌が悪化してしまいます。

暖房や外気の影響で乾燥しやすい冬場に、皮脂が大量に分泌されてしまって悩んでいる人は、肌が乾燥していることが原因で脂性肌になっている可能性が高いです。

遺伝

脂性肌の遺伝
親が脂性肌の場合は、子供も脂性肌になる可能性が高くなります。

これは皮脂を分泌する皮脂腺の大きさが遺伝することが原因です。

両親に聞いてみて思春期のころにニキビに悩んだ経験があったり、ベタつきに悩んだ経験がある場合は、自分も脂性肌になりやすい可能性があります。

子どものころから脂性肌に悩んでいる場合も、同じく遺伝の影響による可能性が高いです。

脂性肌が原因で起こる「肌トラブル」

脂性肌が原因となって、肌には様々なトラブルが発生します。

実は長年悩んでいたことも、脂性肌が原因となって起こっているかもしれません。

もし脂性肌が原因で肌トラブルが起こっているのであれば、脂性肌を改善する事によって、肌トラブルも改善する事が出来ます。

そこでここでは、脂性肌によって起こされる様々な肌トラブルについて詳しくご紹介したいと思います。

ニキビ

ニキビの原因となるアクネ菌は、肌表面や毛穴につまっている皮脂を栄養として繁殖します。

アクネ菌が異常に増殖することで肌が炎症を起こし、ニキビができてしまうのです。

食生活や生活習慣が乱れた時期にニキビができやすいのは、皮脂の分泌が過剰になってしまい、アクネ菌が繁殖しやすい環境の肌になってしまっているためです。

もし肌にニキビが出来てしまった場合は、正しい方法でケアを行わなければ「ニキビ跡」が残ってしまい、肌がデコボコになってしまうので注意しましょう。

 

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毛穴の黒ずみ

過剰に分泌された皮脂が、毛穴につまり酸化することで「毛穴の黒ずみ」が出来てしまいます。

脂性肌と毛穴の黒ずみは、特に関連性が深い肌トラブルで、毛穴の黒ずみを治しても皮脂分泌が過剰なままだと、すぐにまた新しく毛穴の黒ずみが出来てしまうのです。

顔の中でも鼻は特に皮脂分泌が過剰なので黒ずみが出来やすく、角栓ができて毛穴が広がってしまい「いちご鼻」になってしまいます。

このような「いちご鼻」や「毛穴の黒ずみ」を治す為には、まず脂性肌を改善する必要があるのです。

 

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顔のニオイ

皮脂は酸化してしまうと「臭い」を発生させます。

この臭いが「加齢臭」となり、周りに拡散する非常に厄介な臭いになります。

顔がテカテカに見えるほどの皮脂分泌量がある人は、すでに臭いが発生している可能性が高いので、なるべく早めにケアする必要があるでしょう。

間違ったスキンケアは脂性肌をひどくする

 


洗顔
脂性肌だからといって、特に間違ってしまいやすい対処法は

  • 洗顔の回数を増やす
  • 強い洗顔料を使用して皮脂を落とし過ぎる
  • 洗顔後に保湿を行わない

といったような方法です。

皮脂を落としすぎてしまうと、人間の体は肌に皮脂が足りていないと勘違いして、今までよりも大量に皮脂を分泌するようになってしまいます。

その為、余計に脂性肌の症状がひどくなってしまうのです。

さらに洗顔後のスキンケアを怠り、充分に「保湿」がされていない状態で放置してしまうと、肌の乾燥が進み、より皮脂の分泌量が増えてしまいます。

このような間違った対処法を行うことによって、脂性肌が悪化してしまうだけでなく「ニキビ」や「肌荒れ」の原因にもなってしまうので注意しましょう。

脂性肌を改善する方法

 

脂性肌の症状を改善するには

  • しっかりとした「保湿」
  • 皮脂を抑える効果のある「食事」を取る
  • 「生活習慣」の改善
  • 正しい方法での「洗顔」

この4つの方法が必要です。

これらの方法で「肌の水分と皮脂のバランスを正常にすること」「ホルモンバランスを正常に戻すこと」「自律神経を正常に戻すこと」の3つの効果が脂性肌の改善へとつながります。

「保湿」で脂性肌をうるおう肌へ

脂性肌は保湿で改善
肌をしっかりと「保湿」することで、水分と皮脂のバランスを整えることができ、脂性肌を治すことが出来ます。

肌がうるおうことで皮脂膜が正常に作られて皮脂の過剰分泌が収まります。

保湿をするためには化粧水、美容液、乳液またはクリームによるしっかりとした「スキンケア」が必要不可欠です。

「化粧水」は、水分補給と肌を整える効果があります。

その後「美容液」で肌に栄養を補給し、「乳液」や「クリーム」でうるおいを閉じ込めることで、水分と皮脂のバランスの取れたきれいな肌へと導きます。

脂性肌には「保湿力」に優れたもの、ベタつきがひどい場合は「収れん作用」のあるものがおススメです。

特に脂性肌に有効な成分は

  • セラミド
  • エラスチン
  • リピジュア

といった保湿力の高いもの

  • ビタミンC誘導体
  • レチノイン酸(ビタミンA)
  • クエン酸

といった収れん作用を持つものがおススメです。

「食事」で脂性肌を改善

食事には「皮脂分泌を過剰にするもの」と「皮脂の分泌を抑えるもの」があります。

栄養素でいえば

  • ビタミンC
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6

これらの成分は、皮脂の分泌を抑える効果があるので積極的に摂るように心掛けましょう。

「ビタミンC」には皮脂の分泌を抑える効果があるだけでなく、抗炎症作用があるため、ニキビや吹き出物の改善に大きな効果を発揮します。

またビタミンCは熱に弱いので、食べ物から摂取する時はなるべく生のまま摂るようにしましょう。

ビタミンB2」には体内にある中性脂肪を燃焼させる効果があるので、皮脂の分泌を抑えて肌の新陳代謝を促進する効果があります。

ビタミンB2が豊富に含まれる食品は豚肉、卵、大豆、乳製品などで「美容のビタミン」と呼ばれるほど肌にとって重要な栄養素です。

ビタミンB6」はビタミンB2の効果を助ける役割と、ホルモンバランスを整えて皮脂の過剰分泌を和らげる効果があります。

またビタミンB6は肌細胞を作る働きがあり、きれいな肌を作るには絶対に欠かせない栄養素です。

ビタミンB6が多く含まれる食べ物には、マグロをはじめとした魚類、レバー、ニンニク、唐辛子があります。

普段の食事をバランスの良く摂り、さらにこれらのビタミンが摂れるものを混ぜることで脂性肌は改善されます。

ただし一つの栄養素だけを摂っても吸収率が悪かったり、あまり効果を発揮しないので「栄養バランス」の取れた食事を心がけましょう。

「生活習慣」を見直せば脂性肌も治る

バスタイム

ホルモンバランスや自律神経の乱れによる脂性肌は、生活習慣を見直さなくては改善されません。

充分な睡眠時間を確保することや、ストレスをためないことはもちろんですが他にも効果的な方法があります。

  • 湯船につかるようにする
  • 寝る直前までスマホを見ない
  • 禁煙を始める

これらの習慣を見直すことで、皮脂の過剰分泌を改善することが出来ます。

湯船にゆっくりとつかること」は、副交感神経を刺激し男性ホルモンの分泌を抑えることが出来ます。

さらに普段あまり汗をかくことがない人は、弱っている汗腺を刺激し「肌のバリア機能」を正常にすることが出来ます。

入浴の前に水分をとって、38℃~40℃くらいのぬるま湯に30分ほどつかると効果的です。

また「寝る直前までスマホを見ている」と、ブルーライトによる影響を受けてしまいます。

ブルーライトには、男性ホルモンを抑制する効果のある「メラトニン」という物質の分泌を邪魔してしまう作用があります。

メラトニンが不足していると男性ホルモンが活発になり、皮脂の分泌量が増えてしまうようになるのです。

メラトニンは周りが暗くなっているときに多く分泌される特徴があり、電気をつけたまま寝たり、明るい場所で寝てしまうとメラトニンが不足してしまうので、寝る1時間前には周りを暗くしておく必要があります。

最後に「禁煙を始めること」も皮脂の分泌を抑える為には効果的です。

タバコは、皮脂の分泌を抑制する効果のあるビタミンCを破壊してしまう作用があります。

さらにタバコは、血管を収縮させて血行不良を起こすため、肌に栄養が充分にいきわたらなくなってしまいます。

その結果、肌の乾燥が進んで皮脂分泌量が増えてしまいます。

喫煙習慣のある人は「禁煙」を始めることで脂性肌を治すことが出来るので、すぐにでも取り組みましょう。

正しい「洗顔」で皮脂を落とす

皮脂を正しい洗顔方法で落とすことで脂性肌は改善されます。

皮脂が顔に残ってしまうとさまざまな肌トラブルの原因になるため、不要な分はしっかりと落とさなくてはいけません。

まず洗顔料は「ある程度の洗浄力があるものが必要です。

脂性肌の場合は

  • マイルド過ぎて皮脂を落としきれないもの
  • 強過ぎて肌の乾燥を悪化させるもの

どちらも脂性肌を悪化させてしまうので良くありません。

肌荒れがなければ「弱アルカリ性で、ほどよい洗浄力のもの」を使用することをおススメします。

次に洗い方ですが、男性の顔には皮脂がたくさん出る場所と乾燥によりカサツキやすい場所があります。

おでこから小鼻にかけてのTゾーンと言われる部分は皮脂が非常に分泌されやすく、口周りやアゴ周りの毎日ヒゲソリをしている部分は乾燥しやすいといった特徴があります。

そのため洗顔料をしっかりと泡立てた後に、まず「おでこ」や「鼻」に泡をのせて洗い始めます。

次に「頬」を優しく洗い、口周りやアゴ周り、皮膚の一番薄い「目の周り」といった順番に洗っていきます。

こうすることで皮脂の多い部分はしっかりと、皮脂の少ない部分はマイルドに洗うことが出来るので効果的です。

 

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まとめ

テカりやニキビなどの肌トラブルを起こしてしまう「脂性肌」。

男性にとって清潔感のある見た目を作ることは、仕事や恋愛を含めた対人関係で有利に働きます。

肌のトラブルは生活習慣を正しくしたり、スキンケアに真面目に取り組むことで案外あっさり解決することもあります。

自分が脂性肌になった原因を分析し、原因にあわせた対策を行うことで潤いのある肌を手に入れましょう。

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