ワンランク上のスキンケア
化粧水や乳液でスキンケアをする際にちょっとした工夫を加えることで、小顔効果や顔のくすみを改善できることはご存知でしょうか?
顔のむくみやくすみは血流やリンパの流れが悪化して起こります。
これらの悩みはスキンケアをしながらリンパマッサージに取り組むと劇的に改善することがあります。
スキンケアのクオリティを最大限まで発揮して理想の顔を手に入れましょう。
いまさら聞けないリンパの知識
最近よく聞くようになった「リンパ」とは一体何か知っていますか?
リンパとは血液から赤血球を除いた組織液のことで、リンパ管を通して体中を巡っているものです。
血液が体内に必要なものを送り届けるのに対して、リンパは体内で不要になった老廃物を回収し、排出する役割と細菌やウイルスから体を守る役割があります。
こういった役割があるため、老廃物がたまるとリンパ管が詰まってしまい「むくみ」が起きたり、風邪をひいてしまったときにリンパが腫れるようになるのです。
リンパは血液と異なり、自力で流れるための機能がありません。
血液が心臓によって流れるのに対して、リンパは筋肉が動いた時の収縮で、ついでに押し出されるようにして流れます。
そのため長時間座りっぱなしや立ちっぱなしでいると、筋肉が動かないのに重力の影響も加わり、足にむくみが起きやすいのです。
自分で流れることができないリンパなので、手や器具を使用して押し出すようにマッサージをすることがむくみの解消に必要不可欠なのです。
血流と肌の切っても切れない関係
顔の透明感や色に血流は大きく関わります。
血流が悪くなっていると顔に疲労感が表れたり、顔色が悪くなってしまいます。
血行不良が長期間にわたると肌全体がくすんできたり、顔であれば目の下のクマが濃く目立つようになっていきます。
血液は細胞に必要な栄養を与える役割を担っているため、充分にいきわたっていないと細胞が正常に働けないだけでなく、新しい細胞を生み出すことができないため、ターンオーバーが乱れ、様々な肌トラブルを引き起こすことになります。
また細胞が正常に働くことができない状況は、老化を推し進めることになるので、血流は若々しさを保つためにも絶対に無視できない存在なのです。
老化についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【老化を感じるようになったあなたへ】周りと差がつくアンチエイジング法
スキンケアと同時にマッサージをする理由
顔のむくみや目の周りのクマ、顔全体のくすみを消すにはマッサージが最適です。
しかし、正しい方法、タイミングでしなければ逆に肌を傷つけてしまったり、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
顔のマッサージをスキンケア中に取り入れることには2つのメリットがあります。
1つ目はスキンケア前、洗顔時に手を洗っているため、肌トラブルを起こしにくいことです。
手は雑菌が非常に多く、そのまま触ってしまうとニキビや吹き出物が出来る原因になってしまいます。
頻繁に顔を触る癖がある人は、思い返してみると、よく触っている部分にニキビがいつも出来ていると思います。
顔に触れるときは清潔な手でないといけません。
2つ目はジェルやクリーム状のスキンケア用品によって、マッサージをする際の摩擦ダメージが大幅に軽減されることと、滑りがよくなりマッサージをしやすいことです。
肌に強い摩擦が加わってしまうとメラニン色素が発生し、シミやくすみ、クマの原因になります。
男性の場合は力が強いため、特に注意が必要です。
小顔になるためのリンパマッサージ
リンパは皮膚のすぐ下に位置するため、あまり強い力はいりません。
小顔マッサージの手順は
- アゴを手の甲の側の人差し指と中指の付け根あたりのすき間ではさみ、フェイスラインに沿って上に押し上げる動きを左右同時に5回繰り返します
- 手首付近の手のひらで頬の下のほうから左右同時に5回持ち上げるように動かします。
- 持ち上げた位置から頬骨の下を沿うようにして5回外側に流していきます。
- 手のひらで耳の前を少し圧迫しながら首を通って鎖骨まで5回流します。
この4ステップで顔周りのむくみをとり、フェイスラインを引き締めることができます。
老廃物がたまっている人はゴリゴリしていて痛い箇所もあると思います。
注意点は力を入れすぎないことです。
指先を使ってしまうと同じ力でも圧が強くなってしまうので、指の腹を使うようにしましょう。
クマをなくす血流マッサージ
マッサージで血流を促進することでクマを改善することができます。
クマを消すための目の周りのマッサージは
- 指の腹を使って、目尻から目の下を通り、再び目尻までと目の周りを指の腹で3周させます。このとき、目と少し離れた位置にある骨のふちを沿うようにします。
- 目頭から目尻にかけて下を通って、指の腹で優しく圧を加えながら3往復します。
- 目頭のくぼみにあるツボを5秒ほど押します。
- 目尻のあたりにあるツボを5秒ほど押します。
目の周りのマッサージは力を入れすぎてしまうと逆効果になってしまうので、クリームやジェルをしっかり使って取り組みましょう。
血流をよくするためにホットタオルなどで目を温めてからマッサージをするとさらに効果が上がります。
まとめ
正しくすればマッサージは肌だけでなく、血流やリンパまでケアできます。
今回紹介したマッサージは1分もかからず簡単に取り組むことが出来るので、めんどくさがりな人でも継続的に取り組みやすいかと思います。
男性でスキンケアに加えてマッサージにまで取り組んでいる人はまだまだ少ないので、他の男性と外見で大きな差を生むことができます。
周りの男性よりワンランク上のケアに取り組み始めましょう。