クマとは
老けた印象や疲れた印象を与えてしまう「クマ」。
生活習慣が乱れてくる時期にでてきたり、年齢とともに気になってくるようになり、目の周りの印象を暗くしてしまいます。
寝不足が原因だと思ってたくさん寝ても、全然消えないこともある厄介な症状です。
実はクマには種類が3つあり、それぞれ原因が違うため、寝るだけでは改善できないことがよくあるのです。
自分のクマの原因を知る方法と、それぞれのクマの本当に効果的な消し方を知って改善していきましょう。
クマの種類
クマには血行不良が原因になってできる「青クマ」と、皮膚のたるみによる影でできる「黒クマ」、シミなどの色素沈着が原因でできる「茶クマ」の3種類があります。
自分がどの種類のクマができているのか調べる方法は、クマを下に引っ張り、色が薄くなると「青クマ」、上を向いて鏡を見たときに薄くなるのが「黒クマ」、どちらの方法でも色が変化しない場合は「茶クマ」になります。
青クマができる原因と習慣
目の周りの毛細血管の血流が滞り、目の下の皮膚が薄いため透けて見えるためクマになってしまいます。
皮膚が薄い人、肌が白い人はこの青クマが出やすい特徴があります。
血行不良が原因となってしまうので
- 寝不足
- 疲労
- 冷え性
- 喫煙
- 乾燥
- ドライアイ
などによって青クマは引き起こされます。
乾燥や冷えの影響を大きく受けるため冬によくできやすい特徴があります。
青クマの消し方
青クマを消すためには根本的な原因である「血行不良」を改善する必要があります。
そのため体を冷やさない習慣を身に着けることと、規則正しい生活や運動で血流をよくすることが重要です。
体を冷やさないようにするためには冷たい飲み物や食べ物を取りすぎないようにすることや、ゆっくりとお風呂につかる習慣をつけることが効果的です。
冷たい食べ物や飲み物は内臓から体を冷やしてしまうため、血流が悪化しやすいため控えて体を温める効果の高い「根菜類」や、「冬に旬を迎える野菜」を取るように心がけましょう。
「鉄分を多く含む食材」には血流をよくする効果があるため、レバーやモロヘイヤなどを意識して取ることも効果的です。
またストレスや寝不足といった冷えの原因になってしまう生活習慣を改善し、「半身浴」でゆっくりとお風呂につかり体を芯から温めたり、「ウォーキングやジョギング」など心臓から遠く、筋肉の多い下半身を使うことで全身の血流をよくすることも青クマ改善には重要です。
黒クマができる原因と習慣
エイジング現象の1つであるため年齢を重ねるにつれてできやすくなります。
年齢とともに「目の周りの筋肉の衰え」や「体内のコラーゲンやヒアルロン酸が減少すること」で、水分を保持する能力が衰えていきます。
そうなると、肌の弾力が無くなり「たるみ」が発生していくことで、黒クマができてしまいます。
またパソコンやスマホを見る機会の多い人は「まばたき」が減ってしまい、目の周りの筋肉が衰えやすいので、一般的な人と比べて黒クマができやすくなります。
もともと目が大きい人、頬骨が張っている人、急激にダイエットをした人もたるみができやすいため要注意です。
黒クマはなにもしないで放置していると年々クマが濃く、目立つようになるので気が付いたらすぐに対策を始めましょう。
老化現象については【老化を感じるようになったあなたへ】周りと差がつくアンチエイジング法
黒クマの消し方
黒クマを消すには、目の周りのたるみをなくすことや「アンチエイジング」に取り組むことが最も効果的です。
中でもアンチエイジングの基本である、しっかりと「保湿」することが重要です。
目の周りに水分が足りずに乾燥したままだと、たるみがどんどん悪化してしまいます。
そのため目の周りを重点的に化粧水などで保湿し、さらにアンチエイジング効果のある成分で肌のハリやツヤを取り戻すことで、より効果的に黒クマを消しやすくなります。
アンチエイジングについてはこちらの記事をご覧ください。
【20代が老化の分かれ目!】老けない男になるためのアンチエイジング
さらに目の周りの筋肉の衰えを改善するために
- ゆっくりと力を入れながら目を閉じて5秒ほどキープ
- ゆっくりと目を開き、眉が上がるくらいまでしっかりと目を見開いた状態で5秒ほどキープ
これらのトレーニングを取り入れることや、むくみができないようにリンパマッサージをすることも効果があります。
黒クマがくっきりと濃くなってしまっている場合は、セルフケアだけでは消せないことが多いため、最終手段として
- 美容外科で目の下に直接ヒアルロン酸を打つ
- たるみの原因になっている脂肪を吸引してなくす
などの方法があるので、どうしても消えなくて気になる場合は、一番確実ですぐに消せる「美容外科での治療」も考えましょう。
消えにくく厄介な黒クマですが、毎日のスキンケアにしっかりと取り組んでいると、予防をすることができます。
スキンケアをサボって、再び目の周りが乾燥した状態になっているとまた再発するため、しっかりとした保湿ケアを普段から心がけましょう。
茶クマができる原因と習慣
目の周りは皮膚が非常に薄く、皮脂腺も少ないので乾燥してバリア機能を失いやすくなっており、紫外線や摩擦の影響を大きく受けやすい構造になっています。
そのためよく目をこする人や紫外線対策を普段からしない人、化粧水などでスキンケアをする習慣のない人は普通の人と比べて茶クマができやすくなります。
また生活習慣が乱れている場合や、洗浄力の強い洗顔料を使用している人も、肌のバリア機能が失われてしまいやすいので危険だと言えるでしょう。
茶クマの消し方
茶クマを消すための方法は、シミやくすみを消す方法と基本的に同じになります。
「ターンオーバーを正常化」して、色素沈着をおこしてしまっている古い角質を排出することで、茶クマは消すことができます。
規則正しい生活をすることと睡眠時間を6時間以上とること、正しい方法で洗顔に取り組むことでターンオーバーは正常化していきます。
また美白効果のあるスキンケア用品を使うことで余分なメラニン色素ができるのを予防したり、すでにあるメラニン色素を薄くすることも効果的です。
美白効果のある成分の中でも「ビタミンC誘導体」や「ハイドロキノン」の含まれるものは、特に効果が高いのでおススメです。
食事からビタミンCをとることも「メラニンの生成を抑える効果」があるため、パプリカや柑橘類を意識的に取りましょう。
さらにターンオーバーが正常に働いていない場合は、ピーリングを使うことで古い角質を落とすことができるので、より早く茶クマを消すことができます。
普段から化粧水などのスキンケアを心がけることで、目の周りの乾燥を抑えることができるので、毎日の保湿ケアも忘れずに取り組みましょう。
シミやくすみについて詳しく知りたい方は【ついに解決】肌のくすみを消す方法!をご覧ください。
メラニン色素を作る原因となる紫外線については【必見!】日焼け後の正しいケアで老化を防ぐをご覧ください。
まとめ
顔の印象を大きく変えてしまい、放置していると、どんどんひどくなり、なかなか消えにくくなってしまうのが「クマの特徴」です。
同じクマでも原因は3つあり、それぞれの原因にあわせたケアをしないと消すことはできません。
毎日のスキンケアにしっかりと取り組むことでクマができることを予防しつつ、今あるクマを早く消していきましょう。