日本でも近年ブームになっている「スーパーフード」。
美容やダイエットにおいて、素晴らしく効果が高いということから海外セレブやモデルで流行っているものが日本でブームになっているようです。
その中でも日本ではまだあまり知られていない「肌の健康や美容において、素晴らしく効果の高いスーパーフード」があることをご存知でしょうか?
答えは「イチジク」
夏から秋にかけて旬を迎える「イチジク」。
イチジクと言えばイチジクのジャムやコンフィチュールといったような、甘いパンに塗るようなもの、もしくはケーキやタルトに使われていたりと、 お菓子に使われる果物のような印象があるかと思います。
でも、実際はイチジクはその栄養価の高さからしょっぱい料理に使われることもあるのです。
そんなイチジクの肌にうれしい栄養成分を紹介しながら、実際に使えるイチジクのレシピをご紹介したいと思います。
普段見慣れない調理法であっと言わせることのできるレシピです。
イチジクの栄養
イチジクには「生イチジク」と「乾燥イチジク」があります。
この2つは、もちろん同じイチジクの実なのですが、栄養価の観点から見ると大きな違いがあります。
今回は、生イチジクについてご紹介させていただきますのでご了承ください。
まず、イチジクが肌にもたらす最大の効果は「アンチエイジング効果」でしょう。
イチジクは肌の老化を防ぐ「アントシアニン」や「ポリフェノール」を豊富に含んでいます。
これらの栄養成分は、肌のターンオーバーを活性化させるので、常に肌の内部は新鮮な生まれたての細胞になるようにしてくれます。
その結果、いらなくなった古い細胞は肌の表面の方に押し出され、 角質や垢となって不要物として取り除かれていくのです。
古い細胞が少なくなれば、肌にはハリとうるおいが保たれるようになり、シワやたるみを防ぐことができます。
また肌のくすみも減らすことになるので、人に与える印象を大きく変えることができます。
肌だけでなく、健康面で見てもアンチエイジング効果のある抗酸化物質にはうれしい影響がたくさんあるので、美容にも健康にも良いスーパーフードなのです。
アンチエイジングについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【20代が老化の分かれ目!】老けない男になるためのアンチエイジング
便秘にかなり効果的
イチジクには豊富な「ペクチン」という食物繊維が含まれているため、便秘の解消にも役立ちます。
冷暖房やストレスなどが原因で便秘の悩みを抱えている方は結構いると思います。
日々の生活の中でしっかりと食物繊維をとることで 便秘解消の効果を狙うことができます。
ただし、イチジクの効果は強いので、体質によっては食べすぎると反対に下痢を引き起こしてしまう場合があります。
食べる量は、多くて1日に2~3個までに制限しましょう。
イチジクのレシピ
イチジクは甘い料理なのですが、その甘さを活かした料理というものは、実は世界中に多くあるのです。
まずはフランスの料理を見てみましょう。
イチジクとチーズのロースト
まずオーブンを210℃に余熱をしておきます。
4つ割にしたイチジクに、クリーミーなタイプのチーズ(キリやフィラデルフィア、マスカルポーネなど)を挟み、 小さなローズマリーの枝も挟みます。
ローズマリーの枝は家庭菜園をしていなければなかなか手に入ることがないと思うので、その場合は、やや香りの質は落ちますが調味料タイプのドライなものでも構いません。
チーズは、塩分のないものを使う場合は少しだけ塩を振るようにしてください。
準備したイチジクを予め余熱しておいたオーブンに入れ、温度はそのままで10~15分焼きます。
焼きあがったイチジクに、仕上げに少量のコショウとハチミツを垂らせば完成。
イチジクの自然の甘さと、クリーミーなチーズ、ハーブの香りとほんの少しの塩味が作り出す味わいは、複雑でとても面白いです。
イチジクの天婦羅
イチジクを天婦羅にしてしまうと聞くと多くの人が驚くと思いますが、じつは精進料理としてイチジクをこのようにおかずにする手法は古くから存在しているのです。
作り方は案外簡単なもので、ヘタと皮を丁寧に剥いたイチジクを、水で溶いた天ぷら粉をまとわせて180℃の油で揚げるだけ。
普通の天婦羅と特別に違う点はありません。
頂き方としては、シンプルに塩だけで済ませるのも素材の味を楽しむには良いのですが、もう一味足したい場合には、明石焼きのようにたっぷりの温かいだし汁と一緒にいただくのが良いでしょう。
イチジクの天婦羅は丸々揚げると立派な大きさがあります。
小針によそったイチジクの天婦羅に、すりおろした生姜ともみ海苔を乗せて、たっぷりのだし汁を張ればグルメも唸る一皿になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これだけインパクトがあって、しかも肌と健康に良い「イチジク」。
皆さんも、是非イチジクの料理を試してみてください。