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【オメガ3オメガ6について詳しく知りたい人へ】脂肪酸のまとめ

「オメガ3脂肪酸」、あるいは「オメガ6脂肪酸」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

近年、肌や健康に良いとして認知度が高まりつつあるこの2つの正体は、「脂肪酸」というものです。

では、脂肪酸とはいったい何なのでしょうか?

脂肪酸を科学的にいうと

科学的に脂肪酸というと、炭素原子が鎖のようにいくつもつながり、その両端に水素や酸素原子が付いたひとかたまりの分子のことを指します。

植物油のコマーシャルで「長鎖脂肪酸」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは、炭素原子が12個以上つながっている”長い”脂肪酸のことなのです。

反対に、炭素が5~12個のものは「中鎖脂肪酸」、それ以下の炭素の数のものは「短鎖脂肪酸」と呼びます。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸について

また、「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」という言葉も耳にしたことがあるかもしれません。

「飽和脂肪酸」とは、食品の場合、一般的に動物性の脂肪のことを指します。

「飽和脂肪酸」は常温で固まるという性質を持っています。

牛脂やバターなど動物由来の油の塊は、涼しい室内であれば個体のままですよね。

対して「不飽和脂肪酸」は常温で液体であるという性質があります。

サラダ油やオリーブ油など、植物由来の油は「不飽和脂肪酸」に該当します。

アメリカ心臓協会をはじめとして、多くの機関が、常温で固まる性質のある「飽和脂肪酸」の多量な摂取を避けるよう、注意を呼び掛けています。

「飽和脂肪酸」の多量な摂取は、コレステロール値や血圧などを高め、さまざまな病気の原因になると考えられるからです。

反対に「不飽和脂肪酸」はどうでしょうか。

「不飽和脂肪酸」は多くの点で「飽和脂肪酸」と反対の効果を示すことが研究の結果で出ています。

つまり、「不飽和脂肪酸」の摂取は生活習慣病の予防につながるわけです。

それだけでなく、「不飽和脂肪酸」は肌のコンディションを良い状態にしてくれることもわかっています。

この「不飽和脂肪酸」について、もう少し詳しく見ていきましょう。

オメガ6オメガ3って何?


科学

少し科学の話が続きますが、脂肪酸はいくつもの炭素原子が鎖のようにつながったものだという説明をしました。

この炭素原子は、それぞれが2つの水素原子と結びついているのですが、たまに1つしか水素原子を持たない炭素原子がいるのです。

不思議なことに、この”水素原子を1つ欠いた炭素原子”は、毎回鎖の中で同じ場所に現れ、それが端から6番目の炭素原子だった場合は「オメガ6脂肪酸」、

端から3番目の炭素原子だった場合は「オメガ3脂肪酸」というふうに呼ばれるのです。

不飽和脂肪酸の特徴

「不飽和脂肪酸」にはいくつかの特徴があります。

まず、「不飽和脂肪酸」というのは、先ほどオメガの部分で触れたのと同じように”水素原子を欠いた炭素原子”が必ず存在しているという事です。

言い換えれば、脂肪酸の中で鎖状につながった炭素原子すべてに、それぞれ規則正しく水素原子が2個つながっていれば、それは「飽和脂肪酸」だということになります。

水素原子を欠くとどうなるのでしょうか。

水素原子がいなくなればなるほど脂肪酸はより不安定になってゆきます。

不安定になるということは、固体でいられなくなるということです。

だから「不飽和脂肪酸」は常温で液体なのです。

マーガリンの謎

マーガリンというのは半固形なのに植物性の油脂です。

これは、もともと液体状の植物油、つまり水素原子を欠いているため不安定な状態の「不飽和脂肪酸」に、人工的に水素を添加し、欠如していた水素を埋め合わせることで安定した脂肪酸に変えられたものです。

水素を得て安定化した脂肪酸は、マーガリンのように液体から半固体になるのです。

しかし、この人工的な過程で生まれた脂肪酸は、現在発がん性の危険性をほぼ確実に持つとの理由から、

販売・使用の規制がかけられている国が出ています。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸

この2つの脂肪酸の名前をよく耳にするようになったのは、これらが必須栄養素とされたからです。

現在、日本ではこの2つの脂肪酸の理想的な摂取量は1:4とされています。

日本人の古来の食生活と比べて、現代人の食生活はこれらの脂肪酸の摂取量が減ったという報告がされています。

その原因として、現代人の食生活では肉を中心とする「飽和脂肪酸」の摂取量が高まったという事があります。

健康的でみずみずしい肌を作るには、必須栄養素となったオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取が必要です。

美容や健康の為に食事を見直す際には、この脂肪酸についても考慮する事を心がけましょう。