余暇の時間をスポーツに充てて、健康を維持するライフスタイルを確立している人は多いと思います。
日々の運動は、いうまでもなく健康維持には大変重要なのですが、運動をすると喉が渇くしお腹も減ります。
運動中に口に入れるものは、水分補給もかねてスポーツドリンクを飲むと思いますが、このスポーツドリンクまで気を配っている人はなかなかいないのではないでしょうか。
2016年ころからだんだんと認知度が上がってきたスウィッチェルは、最初はセレブの間で流行っていたのですが、今ではアメリカ西海岸のスポーツシーンでは定番のドリンクになっています。
スウィッチェルとは
スウィッチェルとは、薄めたアップルサイダービネガーにメープルシロップを加えた飲み物で、果実系のさわやかな酸味と甘さが渇いた体に心地よい飲み物です。
昔から、古代ギリシャやローマ時代には 果実からできた酢(りんご酢やブドウ酢など)と糖分(特にハチミツなど)を混ぜた飲み物が存在していました。
酢に含まれるクエン酸は疲れをいやしたり健康維持に効果的ですし、糖はエネルギーとなるので、とても優れた飲み物が古くから考案されていたわけです。
現代では、より口当たりが良く 美味しくヘルシーな飲み物へと少しずつレシピにバリエーションが出てきたスウィッチェルですが、基本的なコンセプトには変わりがありません。
作り方はとても簡単
1カップの水に対して、スプーン2杯のアップルサイダービネガーと適量のメープルシロップを加え(小さじ2杯ほどがカロリーが少なくてベスト!)よく混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やすだけ。
混ぜるだけで出来るのは簡単で便利ですね。
ただし、これは基本的なレシピでここからヴァリエーションを加えることができます。
たとえば、もっとさわやかな飲み物にしたい場合は「水」を「炭酸水」に変えるとよいでしょう。
サイダーでは余分な酸化作用のある糖をとってしまうことになるので、甘みのないナチュラルな炭酸水を使いましょう。
より刺激的な味でリフレッシュしたいのであれば、レモン半分の果汁を絞り入れてもおいしいです。
レモンは脂肪を燃焼する効果がありますし、 体の免疫機能を高めてくれる働きもあります。
脂肪燃焼に焦点を当てるなら、しょうがのしぼり汁をスプーン1杯ほど入れてもよいかもしれません。
ただし、しょうがには体を温める効果があるので、 夏の暑い日には避けたほうがよさそうです。
寒い日のジョギングには最高のお供になりますね。
甘味料に気を付ける
本来、カロリーをあまり含まないスウィッチェルは、ほとんど甘みを感じない飲み物です。
また、使う甘味料にも気を配るとよいでしょう。
例えば、天然の甘味料である「メープルシロップ」や「ハチミツ」「黒糖」などは体に負担をあまりかけずに分解されてゆくのですが、精製された「白砂糖」などは体に負担をかけてしまうので使用は避けたほうが良いでしょう。
普段の料理やお菓子作りの時ならまだしも、スポーツ中、もしくはその直後の体というのは口から取り込むものの影響を大きく受けます。
せっかくスポーツで健康維持を狙うのであれば、スポーツの最中に飲むドリンクにも気を配りたいですね。
アップルサイダービネガーについて
「アップルサイダービネガー」とカタカナで書くとかっこよく見えますが、要はリンゴ酢のことです。
しかし、日本で一般的に売られているリンゴ酢は、そのほとんどが濾過されて透明になった上に、微生物による瓶内発酵が続かないように加熱殺菌処理が施されています。
対して、輸入品でアップルサイダービネガーとして売られているものは「無濾過・非加熱殺菌」のものが多くみられるので、今回この名前を使いました。
無濾過、非加熱殺菌で濁りのあるアップルサイダービネガーのほうが効果が高いのです。
もちろん、アップルサイダービネガーという名前で売られているものの中には濾過されていたり殺菌処理がされているものもあるので、気を付けてください。
まとめ
アップルサイダービネガーは、あらゆる問題を解決してくれる万能薬のようなものとして知られています。
美容や健康にはもちろんのこと、殺菌・消炎作用があるので、欧米では体調が悪いとリンゴ酢を水で割ったものを勧められることがあります。
いろいろな利点のあるアップルサイダービネガーを、あなたのスポーツライフに取り入れてみてはいかがでしょうか?