フランスでお酒と言えば「ワイン」。
ワインにはポリフェノールや様々なビタミン類が含まれていて、抗酸化作用があることなどから「肌に良いお酒」として日本でも人気になりました。
普段、単独で飲まれることの多いワインですが、最近フランスでは「ワインのカクテル」がひそかなブームになってきているようです。
今回は女性とお酒を飲みに行く時や、ビジネス食事会においても知っておいて損はない「美味しいワインカクテルの種類」についてお話したいと思います。
ワインのカクテルといえば
カクテルとは、お酒を何かで割ったもののことを指します。
お酒をジュースで割る場合もありますし、お酒をお酒で割ったカクテルのレシピもあります。
ワインのカクテルで、世界でもっとも有名なものはおそらくスペインの「サングリア」ではないでしょうか?
これは赤ワインにたっぷりのフルーツと少量のブランデー、そしてソフトドリンクを入れて寝かしたもので、飲みやすい口当たりと様々なフルーツの味が楽しめるということで、世界中で人気の飲み物です。
それ以外としては、フランスをはじめとして冬に寒くなるヨーロッパ各地で飲まれている「ヴァン・ショー」でしょうか?
こちらは主に冬に飲まれる飲み物で、ワインに数々のスパイスを漬け込み、場合によっては砂糖やハチミツを加えて甘さとコクを付けた飲み物です。
冬のクリスマス市などで、 屋外の屋台で売られている湯気の立った温かい「ヴァン・ショー」を見つけると、 ついつい手が伸びてしまうのです。
最近流行りのワインカクテル
特にフランス人は「そもそもワインと他の飲み物を混ぜるなんて言語道断!」という考えを持っているので、ワインのカクテルというのは受け入れられにくい土壌が形成されているのです。
そこでフランス人にも温かく迎え入れてくれるカクテルは、ずばりカクテルという姿に変わってしまっても「ワインそのものの持ち味は失われていない繊細な仕上がりのカクテル」ということになるのです。
人気は「白ワイン」×「シトラス」
特に近年人気を集めているものが「白ワイン」と「シトラス」の組み合わせ。
白ワインは魚料理や魚介類にとてもよく合います。
魚や貝とレモンも相性がいいので、結果的に白ワインと柑橘類も相性が良いという繋がり。
今回フランスで最も歴史あるフィガロ紙において、パリの人気カクテルバー「ヴィルジル・テグジエ」のカクテルが紹介されました。
フィガロ紙によると、このカクテルはワインを取り巻く時代の風潮に合わせて「生まれるべくして生まれたカクテル」とのこと。
材料などのカクテルの”構造”自体はとてもシンプルですが、 それはその裏にあるワインの重厚な歴史を隠すにはちょうどいい茂みになるのだそうです。
レシピは次の通り。
- ソーヴィニヨン・ブラン120ml
- シロップ・ドゥ・カンヌ10ml、
- ライムの皮少々
夏の暑い日には特に格別
このワインの持ち味は、なんといってもその「清涼感」。
このカクテルを考案した人はこう言います。
「ソーヴィニヨン・ブランを使ったカクテルで、こんな味を出したものは過去に例がないと思う。きめては最後にライムの香りをグラスにまとわせるところで違いが出る。」
彼らはすでにオレンジやグレープフルーツ、 遠いアジアから取り寄せた珍しい柑橘の果物でも試してみたが、やはり白ワインと相性が良いのはライムだというところで意見が落ち着いたのだそうです。
夏の暑さを楽しむには最高のカクテルです。
まとめ
肌と体に嬉しいワインを、美味しく爽やかにカクテルにして飲むなんて素敵ですよね。
ただし、適量である場合に限るので注意してください。
お酒を飲むと、体は一生懸命アルコールを分解して無毒化しようとするため、まず体に負担がかかります。
そして、アルコールを分解するには多くの水分が必要になり、体のいたる場所から水分が消化器官に集められるため、一時的に全身が脱水状態になります。
お酒を飲むときは、それと同量のチェイサー(水)を一緒に飲むことで「急激な脱水症状」を予防することができるので試してみてください。
お酒が肌にもたらす悪影響についてはこちらの記事を参考にしてみてください。