生活習慣や食生活が不規則になっている現代において、サプリメントに頼る人は多いのではないでしょうか?
そんなサプリメントにおいては「効果がある」「効果がない」という永遠の討論が繰り広げられています。
実際サプリメントには効果があるのか怪しいと思いながらも、生活習慣や食生活を改善することが難しいため、サプリメントを摂取している人も多いと思います。
今回は「サプリメントの効果と種類」について迫りたいと思います。
サプリメントの種類
サプリメントには目的によって3種類に分けることができます。
身体をつくるために必要な栄養素を補うための「ベースサプリメント」。
免疫力や抗酸化力を上げることで健康的な身体を作るための「ヘルスサプリメント」。
体の不調や病気の症状を改善するための「オプショナルサプリメント」の3つがあります。
「ベースサプリメント」は本来食事から摂取できる栄養素であるビタミン、ミネラルなどが含まれています。
現代人の食事は偏りがちで、身体に必要な栄養素が不足することが多く、それを補うことを目的として作られているサプリメントです。
「ヘルスサプリメント」は身体の機能を維持し、さらに健康な身体を作ることを目的としています。
ローヤルゼリーやカテキン、イソフラボンなどを主成分として作られているものがあります。
「オプショナルサプリメント」は病気や体調の改善を目的としているため、医薬品として扱われる国もあるサプリメントです。
他の医薬品と相性が悪かったり、健康状態によっては逆効果になることもあるので、医師との相談なしで摂取することは危険です。
これらのサプリメントは様々な形状のものがあり、カプセル状であったり、錠剤や粉末、ドリンクになっているものなど様々な形があります。
サプリメントの選び方
自分にあったサプリメントを選ぶ際には「体調」「食生活」「生活習慣」を分析して、自分に足りない栄養素を見つけて補うことが最も効果的です。
必要な栄養素が見つかれば安全性が高く、効果も高いサプリメントを選びます。
同じ栄養素でも様々なメーカーがサプリメントを発売しているので、メーカーによって特徴が出ます。
より高い安全性や効果を「トクホや栄養機能食品」と表記のあるものを選びましょう。
これらは国の定めたルールに従ってつくられているので安全性が高く、効果も信頼性が高いためおススメです。
またサプリメントや健康食品には国が設定した製造基準があり、それを満たしたものには「GMPマーク」というマークが記されており、基準をクリアしたサプリメントや健康食品には一定の効果が期待できます。
科学的に本当に効果があるのか怪しいものや、海外から輸入された製品は体に害を与えることもあるためなるべく避けたほうがいいでしょう。
ダイエットとサプリメント
サプリメントはあくまで食品に分類されるものであり、薬ではないので体に急激な変化を起こすことはありません。
基礎代謝をあげたり、脂肪の吸収を抑えたりすることはできますが、サプリメントだけで痩せることは決してありません。
適度な運動、食事制限をしながらダイエットサプリメントでより痩せやすくするようなイメージで使用するのをおススメします。
あくまでもダイエットの補助であり、魔法の薬ではないことを忘れないようにしましょう。
サプリメントの効果
サプリメントは、もともと体に存在する機能を元に戻す効果があります。
そのため体の機能を超えたすごい力を発揮することはありません。
しかし普段から不足している栄養素をサプリメントで摂取することで、身体の不調や疲れ、肌荒れ、病気を改善することができます。
現代人は食の欧米化が進んだため、動物性たんぱく質や脂質の摂取量が増え、食物繊維、ミネラル、ビタミンといった野菜や果物から摂取できる栄養素が不足する「現代型栄養失調」になってしまう人が多く、特に若者はその傾向が強いと言われています。
欧米化の進んだ食事は生活習慣病を引き起こすことが問題となっており、この栄養不足な食生活に対してサプリメントは大きな効果をもたらします。
肌の調子が悪くて野菜や果物を取ってないならビタミンのサプリ、貧血や疲れが取れなくて野菜不足であればミネラル系のビタミンが効果を発揮し改善されます。
自分の症状、足りていない栄養素、生活習慣を理解したうえで使用するサプリメントは体調を正常に整えるのに最適です。
サプリメントの効果を最大限に発揮するには自分に足りない栄養素を理解することが1番重要です。
サプリメントの危険性
「アレルギー体質の人や妊娠中、授乳中の人、薬を飲んでいる時期」は特に注意しなくてはいけません。
サプリメントには様々な天然成分や加工物が含まれているため、アレルギー反応を起こしてしまってかゆみが出たり体調が悪くなってしまうことがあります。
アレルギー体質のある人はサプリメントの原材料の表記をよく調べてから使用しましょう。
妊娠中、授乳中の人は医師の判断なしでサプリメントを摂取することは絶対にやめましょう。
成分によっては奇形児が生まれる可能性が上がってしまったり、発育に大きな悪影響をおよぼすため非常に危険です。
薬を飲んでいる時は、薬とサプリメントの相性が悪く、副作用を起こしてしまうことがあります。
副作用をおこす組み合わせはたくさんあるため、担当の医師の方に相談してからサプリメントを使えるのか確認しましょう。
まとめ
適切な方法で使えばサプリメントは大きな効果をもたらします。
しかし適当に選んで飲むと痩せたり、体調が急激によくなったりするような魔法の薬ではありません。
自分の体調、生活習慣、食事を確認してサプリメントを使用しましょう。