【肉を食べても太らない!?】最新ダイエットMEC食の真実

「バナナダイエット」「炭水化物抜きダイエット」「酵素ダイエット…」昔から人は様々な方法のダイエットを試してきました。

中には科学的根拠の乏しいものや、栄養学的に偏りがあって危険を指摘されてきたものも数多くあります。

その中でも最近のダイエットブームで人気があり、結果も良好なケースが多く伝えられたのは「炭水化物抜きダイエット」ではないでしょうか。

「炭水化物抜きダイエット」とは日常の食事から米やパンなどの炭水化物を減らすことで、炭水化物から得られる糖質の削減を目的とした食事制限のことです。

しかし、最近ではMEC食という「肉をしっかり食べるダイエット」と呼ばれる方法があるのをご存知でしょうか?

そんなMEC食の実態に迫りたいと思います。

なぜ脂質や糖質がいけないのか?

 

そもそも、なぜダイエットというと「脂質」や「糖質」を減らそうとするのでしょうか?

まず「脂質」についてですが、「脂質」は体に必要不可欠なものです。

「脂質」には「必須脂肪酸」と呼ばれるものが含まれ、体内から「脂質」が不足すると、発育障害や皮膚炎を起こす原因となります。

特に、肌の事を考えた場合、適度な「脂質」は肌から水分が失われるのを防ぐ効果があり、肌の潤いを保ってくれるものなのです。

「脂質」を制限していくら痩せたとしても、肌ツヤの少ない不健康そうな見た目では、太っていた時の方が良かったと言われかねません。

しかし、「脂質」が脂肪となって私たちの「体の脂」となり体重を増加させてしまうのも事実です。

「脂質」の成人男性1日あたり適正摂取量50グラム以上の過剰摂取は控えた方が良いですが、「脂質」を制限するダイエットはキレイに痩せるという意味では得策ではないでしょう。

また、体内でエネルギーに代わる「糖質」も、私たちの体にとって無くてはならないものです。

しかし「糖質」には必須栄養素が含まれておらず、「糖質」が無くても「タンパク質」や「脂質」をエネルギーに変えて生きていく事が出来るので、「脂質」が不足した時ほどの見た目の変化は起きません。

さらに「糖質」の摂りすぎは「脂質」と結びついて体に蓄積し、「脂肪細胞」を作り出す事となります。

また、過剰な糖分の摂取は成長を阻害したり精神的にイライラしやすくなるなど、様々な問題が潜んでいます。

糖質を減らすダイエット

 

そこで、昔から「炭水化物抜きダイエット」をはじめとする、糖質をカットするダイエット法が数多く考案されてきたのです。

しかしながら、「糖分」というのはエネルギーに代わるという性質から私たちの体にはなくてはならないものです。

そのため、私たちの体は知らず知らずのうちに「糖分」を欲してしまいます。

結果的に糖質を削減するダイエットは、そんな体からの素直な欲求を、強い精神でもって自分を律しなくてはいけなくなるため、苦行の連続となりダイエットの効果を実感する前にあきらめてしまう人が多いのです。

 

ダイエットについてはこちらの記事を参考にしてみてください。

【これを知らないとダイエット効果ゼロ!】脂肪がつく原因と落とす方法!

【なぜ自分だけ太るのか!?】簡単に痩せやすい体になる方法

どうやったら糖質の摂取量を減らせるのか?

 

「糖分」が体の欲するものだということが分かっているのであれば、逆に「糖分」よりも大きな満足感を体に与えれば良いということになります。

糖分より大きな満足感、それは「満腹感」です。

MEC食というのは、糖質を多く含む食品の摂取を避け、タンパク質や脂質に富んだ食品を継続的に摂取することにより「満腹感」を得て脂肪を作り出すことを防ごうとする考えの食事です。

MEC食とは

 

具体的には

  • 肉(MEET)
  • 卵(EGG)
  • チーズ(CHEESE)

を中心とした食事構成を続けるのがMEC食です(それぞれの食材の頭文字をとると”MEC”となります)。

これらの食材には「脂質」や「タンパク質」は多く含まれていますが、「糖質」の含有量は比較的少ないのです。

そのため、「脂質」に結びついて脂肪細胞を増加させる「糖質」がないので、脂肪がつきにくいのです

実際、MEC食を続けた人の中には脂肪の量が減ってきたという体験談があります。

また、しっかり食べているので「低カロリーの食事をメインにしたダイエットより辛くない」というのが特徴的です。

動物由来のタンパク質を多くとっているため、ダイエットと言っても筋肉を作り出すポテンシャルが備わっているのは、男性にとってうれしい点です。

完璧なダイエットなど存在しない

 

理想的な食事というのは、「バランスのとれた食事」のことです。

ダイエット、つまり「食事制限」をしてしまうと栄養素に偏りが生じてしまうことはよくあることです。

MEC食においても、やはり肉・卵・チーズからは摂取することの出来ない栄養素というのはあります。

たとえば、青魚などに含まれている「オメガ3系脂肪酸」などは、肌や健康、また脳に対しても良い働きをすることで知られている栄養素ですが、MEC食では摂取することが出来ません。

また植物でしか精製することのできない「微量栄養素」なども、MEC食では摂取できないのです。

MEC食で肉・卵・チーズ中心の食事を用意する一方で、それだけに縛られず、適当な量の野菜や魚などを食事に加えることも必要です。

しかし、MEC食をはじめとする多くのダイエットの敵である「糖分」は摂取しないように心がけましょう。

「糖分」を欲する体に代替的な満足感を与えるMEC食で、あなたの食生活をしっかりとした健康的なものに変えるのもいいアイデアかも知れません。

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