男性の脱毛と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?
「男なんだからムダ毛なんて気にするな!」という意見と
「男でも身だしなみとして脱毛に気を配るのは当たり前!」という意見が出てくると思います。
日本では昨今の脱毛エステブームで、女性も男性もエステに通いやすくなったという点から「男性でも脱毛している人」が多くなっています。
それでは「美の国フランス」の脱毛事情はどうでしょうか?
フランス男性のトレンド情報を伝えるサイト、ロム・タンダンスから最近のフランス男性の脱毛事情をお伝えします。
トレンドはフェミニンな男性像
フランスに限らず、欧米男性というのはアジア人男性に比べて「体毛が濃い」という特徴があります。
少し昔までは、毛深さは男らしさの象徴ということもあり、毛深くて筋肉のある男性は女性から好意的な視線を向けられていました。
往年のハリウッドのアクション映画を見れば、当時「男らしい」としてモテていた人物像をイメージしてもらえるでしょう。
しかし、それはもう昔の話。
最近のトレンドとしては、女性は「体毛の薄い」「体の線が柔らかい(しかし筋肉はある)」 どちらかというとフェミニンな男性像に人気が集まっているのです。
フランスの女性も例外ではありません。
そういった女性からの理想像にこたえようとするかのように、 近年のフランス人男性は見た目を美しくするために様々な新しい取り組みを始めてきました。
若者の間で「脱毛」は当たり前
元来、フランス人男性というのは高い美意識を持ち合わせていたので”美しさ”という新しいトレンドの波には比較的簡単に飛び乗れたのかもしれません。
それは「数多くのスキンケア用品を使う」「UVケアをまめにする」「より細身に見せる服を着る」といったことから始まりましたが、 近年では脱毛に意識を注ぐ男性が多くなったようです。
特に15-25歳の若い年代層では、 実に82%の男性が日々の脱毛処理は欠かせないというアンケート結果が出ているのです。
26歳以上では65%と落ち込むので、若年層の美に対する意識がここ最近で大きく変わっているということが数字から分かるでしょう。
男性でもレーザー脱毛が人気
これは水あめのように粘性のあるワックスをムダ毛に塗りつけて、 一気にはがして脱毛するというものです。
ちょっと野蛮なやり方のようにも思えますが、想像しているより痛くなく、 家で行う脱毛方法としては便利です。
しかしこのブラジリアンワックスで行う脱毛方法だと、 後で小さな赤い湿疹のような斑点が現れたり、埋没毛の原因になったりしてしまうため、 特に毛量の多い欧米の男性には多くの問題の残る脱毛方法だったのです。
そういった問題を解消したのがレーザー脱毛でした。
今ではフランスでも日本と同じように男性でもレーザー脱毛が受けられるようになったのです。
なぜ脱毛が必要なのか?
これには多くの理由があるのですが、 多くの男性がよくあげる理由の一つとして「衛生面」があります。
個人差はありますが、欧米の肉食中心の食生活だと体臭が強くなることがあります。
体毛というのは体の大切な部分を守るクッションとしての役割と、フェロモンを含んだ体臭を蓄えるという2つの役割があります。
したがって体毛がたくさんあれば、その分体臭が蓄えられやすくなるのです。
またデリケートゾーン周辺の毛も、やはり衛生面を考えると毛量が少ないほうがいいので、そういった理由から脱毛を始めた男性というのは多くいるのです。
また、単純に「彼女に毛が少ないほうが良いと言われた」という理由から脱毛を開始したという男性も多くいます。
女性目線からでも、男性の「体毛の衛生」「心地よさ」というのは大切なようです。
また、多くのスポーツ選手も脱毛をしています。
これはスポーツをする際にムダ毛が少ないほうが快適だという情報が多く流れて、今ではスポーツ選手の間で脱毛をすることは何ら不思議なことではなくなったのです。
若い男性の間で、スポーツ選手はモードを発信する広告塔としての役割も担っています。
つまり、ある有名なスポーツ選手が脱毛しているということが分かると、 そのスポーツ選手にあこがれを抱いている男性も同じように脱毛をするようになるということです。
こういった様々な理由が合わさって、 フランスでは今「脱毛をする男性」がどんどん増えてきているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あらゆる観点から男性の脱毛について書かせていただきましたが、 試してみたくなりましたか?
フランスではなく、日本でも近年男性の脱毛が広がりつつあります。
女性から嫌われないためにも、 スキンケアとムダ毛のお手入れを心がけましょう。
ムダ毛の処理方法に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。