男性の洗顔について
洗顔に気を配るべきなのは、なにも女性だけではありません。
男性の肌も一日の終わりには様々な汚れがたまっているので、それらから肌を清潔な状態に保つために「洗顔」が必要なのです。
皮膚の厚さ、丈夫さなどは女性と異なる点の多い男性の肌ですが、基本的に手入れをするために必要なアイテムは、男女ともに同じです。
薬局ではまだまだ男性のスキンケア用品の数は少ないものの、女性のように色々な肌質に合わせた商品が存在しています。
洗顔というのはとても小さなアクションなのですが、これが毎日の積み重ねで、肌をキレイに保つ大きなアクションになるのです。
もし、男性の洗顔に必要性の疑問を感じるのであれば、試しに一日の終わりに水で湿らせたコットンで顔をぬぐってみてください。
あなたの考えはきっと変わると思います。
石鹸と洗顔フォームの違い
昔ながらの考え方では、石鹸というのは皮膚を清潔に保つための唯一の製品だと考えられています。
しかし、それは「体」には良いかもしれませんが「顔」のようなデリケートな部分には普通の石鹸では刺激が強すぎる場合が多いのです。
特に「体を洗う用の石鹸」の場合、古い皮脂を洗い流すための物質や、殺菌消毒のための成分が含まれていることが多く「顔を洗うには適さない」のです。
例外として、皮膚科医の監修のもと作られた全身用の石鹸の場合は、低刺激で問題がないといえるでしょう。
反対に「洗顔フォーム」の場合は、すべてがデリケートな肌に使われることを想定して作られているため、洗顔後しっかりと洗い流しさえすれば「肌に与えるダメージが少ない」のです。
また、よい洗顔を実現させるためには「たっぷりの濃密な泡」を作る必要があります。
このたっぷりの泡に含まれる、一つ一つの細かいクッションのような気泡で優しく肌を洗うのです。
濃密な泡を作るにも、やはりそれ専用に作られた洗顔フォームのほうが、石鹸よりも適しているでしょう。
もちろん、化粧品と肌の相性には個人差があるので、何か異常を感じたときは速やかに使用を中止して医師の説明を仰ぐことが重要です。
男の肌もピーリングでツルツルに
「ピーリング」とは、肌の表面にたまったいらない角質層などを取り除くことです。
男性の肌は女性の肌よりも厚く、約2倍の量の皮脂腺があります。
結果的に、毛穴が開きやすく、そこに多くの汚れが詰まってしまうのです。
汚れや老廃物を取り除き、肌の状態を清潔に保つために「ピーリング」はとても意味のあることなのです。
ピーリングやその他角質を除去する目的のスキンケア用品には、肌の表面を優しく擦るための「天然成分の微粒子」やポリエチレンから作られる「マイクロビーズ」が含まれています。
角質化して死んでしまった不必要になった細胞が取り除かれ、くすみのない明るい肌をもたらします。
ピーリングを定期的に行うことで、肌細胞の再生サイクルを進めることが出来ますし、埋没毛を予防する効果もあります。
ピーリングをする製品によっても違いはありますが、大体3-4日に1回程度の頻度でするのが良いでしょう。
ピーリングをした後は、肌が無防備な状態になっているので、速やかに「化粧水」や「乳液」を塗って、肌が乾燥してしまうのを防ぐようにしましょう。
さらにお洒落な男性を目指す方に
日本ではあまり一般的ではありませんが、欧米では洗顔の後に顔にコロンを振りかけます。
コロンと言っても、体に着ける香水のようなものではなく「パチュリー」や「ローズマリー」「ローズ」といったような「天然ハーブのエッセンス」が主体となった、香りがとても穏やかなものです。
このようなフェイシャルコロンは、単に香りを楽しむだけではなく、ハーブの有効成分で「アクネ菌」を殺してニキビを予防したり「肌の血行を改善する」などの効果があるのです。
また、スパイシーな香りはタバコなどの嫌なにおいを隠してくれる効果もあります。
コロンの成分は様々なのですが、初めて使う方にはあまり安価なものはお勧めしません。
というのも、安価のフェイシャルコロンには「揮発性を高めるためアルコール」が多く含まれていることが多く、場合によってはこのアルコールがかえって肌にダメージを与えてしまうことがあるためです。
初めて使用する方や肌が弱い方は、できるだけ天然素材のもので作られたコロンを選ぶようにすると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ひとくちに洗顔と言っても、様々な方法があります。
しかし、一番重要な事は自分が思っている以上に丁寧に洗顔を行うという事です。
まずは自分の洗顔方法を見つめ直して、より丁寧な洗顔を心がけましょう。